HSP社会人の私がうつっぽい時の過ごし方

HSP/うつ

この記事では、万年うつっぽさに悩む私が、うつっぽい時期にどんな状態になっているかをご紹介します。少しでも同じ症状で悩む方のご参考になれば嬉しいです。

筆者
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私はHSPの社会人(3年目)です。過去に鬱病になり、投薬治療をしていた時期があります。元々考え込みやすく気にしやすい性格から、調子の波は少し激しいタイプです。

この記事がおすすめな人

  • 「自分は鬱っぽくなりやすい」と感じている人
  • 「自分はメンタルが弱く病みやすい」と感じている人
  • 「漠然とした不安感・焦燥感・緊張感」を感じやすい人
  • 「どこか遠くへ行ってしまいたい」と思いがちな人
  • 自分に自信が持てない人
  • HSPの人

※この記事は、あくまで日常の軽めのうつ状態について、当事者の立場から書いています。症状には個人差があります。重いうつ状態の方は迷わず専門家を受診してください。
厚生労働省 こころの耳 https://kokoro.mhlw.go.jp/

※「うつっぽい」の軽減策、日常対策については、次の記事で執筆予定です。

うつっぽいときの思考

うつ気味の人は一般的に、下記のような思考状態になりやすいとされています。

  • 過度に自分を責めたり、自分には価値がないと感じる。
  • 些細なことへのこだわりが強くなる。
  • 他人の気持ちを深読みしすぎる。
  • 「現状は変わらない」と思い込み、未来を悲観視する。 
  • 「死にたい」「消えたい」等の感情から自殺を企図する。 など

そして、HSP社会人3年目の私が、うつっぽい時期になりやすい思考は以下です。

  • なんでも自分が悪いような気がしてしまい、自分はもっと頑張らなきゃと考える。
  • 自分の居場所はどこにもないと感じる。
  • 人間関係が億劫で過剰に人が怖い。
  • 「自分だけが」という考えが強くなる。(自分だけが出来ない、自分だけが苦しい、自分だけが孤独、等)
  • 自分の苦手なことや不得手なことを何度も思い出したり想像してしまう。
  • 未来の生活や仕事のことを考えて心配し続ける。
  • 明確な答えのない問いについて考え続ける。(なんのために生きてるんだろう、「優しさ」ってなんだろう、etc)
  • もっと生産的なことをしなければ!アレもコレもやらなければ!と過剰に焦る。

うつ気味の時は、これらの思考が重い鎖になって、頭をきつく締め付けてくる感じが続きます。どんな気晴らしもそこまで効果が無く、趣味もあまり意味をなさなくなります

私もそうなのですが、実際にうつっぽさで苦しむ方にお伝えしたいのは、「うつっぽくなってしまう原因のすべては自分の思考パターンにあり、問題は自分自身にある」という考えをしないで欲しいということです。
自責をしても、何も変わらないどころか抑うつ状態が悪化し、日常や仕事へ影響が出てしまうだけです。

であれば、「自分を苦しめる考え方」ひとつづつ、「自分を楽にする自由な考え方」へ変換し、行動によって自分の生きやすい環境を少しずつ作っていく必要があります。

うつっぽい時の感情

環境省や厚労省の資料によると、うつ気味の人の感情には以下の症状があります。

・悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
・何事にも興味がわかず、楽しくない
・失敗や悲しみ、失望から立ち直れない

また、疲れやすく元気がなかったり、人に会いたくないという感情を抱くことも多いようです。

私自身、うつっぽいな~という時期は、「不安」「焦り」「恐怖心」「気だるさ」「虚無感」「絶望感」「自己肯定感の低下」等の感情が増えます。そして、自分にとっての「嬉しさ」や「楽しさ」等を感じる機会は激減します。

今は大丈夫ですが、酷い時はモヤモヤ、ソワソワとした不安感が抑えられず、いてもたってもいられない苦痛に連日襲われていた時期もありました。
また、うつっぽい時には、5感も不快な感覚により反応しやすくなります。

うつっぽい時の仕事

私はうつっぽい時期、仕事中に下記のような状態になりやすいです。

・周囲の機嫌に敏感になる
・目の前の仕事の内容が頭に入ってこない
・仕事中に感情的になり泣きそうになる
・頭が霞がかったようにぼんやりとしており、正常な思考・判断が困難になる
・手足の震え・異常な発汗
・動機が早まり情緒がひどく不安定になる
・思考がよりマイナスになる

これらの症状が出ることによる、仕事への実際の悪影響は以下です。(筆者の実体験)

・仕事の優先順位を間違える
・普段簡単にできている仕事に数倍の時間がかかる
・電話対応等で相手の話す内容が全く頭に入ってこない
・ミスが増える
・仕事を休みがちになる

うつっぽい時の生活

気分の落ち込みや疲労感から、休日は布団で寝たきりで動けないということは、私自身時々あります。ですが中には、入浴や睡眠が困難になってしまう方もいるようです。

また、プライベートの人間関係では、自分の中の強い不安感や焦燥感に気を取られ、相手の話に関心がまったくもてなかったり、一緒に過ごすだけで疲労感がたまってしまうこともあります。

うつっぽくなる原因は?

軽いうつ状態に陥る原因には、一般的には次のような例があります。

・生理(女性の場合)
・睡眠不足等の生活習慣、疲労
・うつになりやすい元々の性格や思考回路
(几帳面、真面目、責任感が強い、人を頼るのが苦手、善良ないい子タイプの性格、等)
・引っ越し等環境の変化

「うつっぽい」を軽減させる過ごし方(次回予告)

一般的には、「充分な休養をとること」が最も大切とされています。

ですが、
・万年「うつっぽい」を繰り返してるのに、いちいち仕事を休めるわけがない!
・同僚に迷惑をかけてしまう
・長期で休んだらその間の収入はどうなるの?

等の現実的な問題にぶち当たって「どうしようもできない」と小さく絶望するのがオチです。「うつっぽい…でも仕事が…」「誰にも相談できない(もしくはあまり聞いてもらえない)」「どうしたらいいか分からない…」という時が、一番辛いですよね。

次の記事では、私が実践し効果があると感じた「うつっぽい」の軽減策を書きます。
少しでも皆さまのご参考になればうれしいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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