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HSPの私が就活から逃げてうつ病にかかった話1【うつ病の回復と内定獲得まで】

HSPと働き方

こんにちは。HSP会社員の宮野ちせです。

この記事では、私が大学生時代に就職活動を全くせずに自宅に引きこもり、人生初のうつ病にかかった体験を書いています。

具体的には、大学4年時の夏にゼロから始めた就活の内容や当時の状況、うつ病にかかった経緯、そしてどうやってうつ病から回復し、内定獲得に至ったかを書いています。

(うつ病の回復と内定獲得の経緯は次の記事(https://nonbiri-blog.net/archives/193)で書いています。ぜひご覧ください)

今就職活動に不安をかかえている学生さんも、この記事を読み終わる頃には「こんな人間でも正社員になれるなら自分は大丈夫かもしれない」と思えるかもしれません。

私の経験がほんの僅かでも皆さんの役にたてれば嬉しいです。
新卒の就活でうつ病に苦しむ人が一人でも減りますように。

この記事がおすすめな人

  • 現在就活に不安を感じている学生さん
  • 学校で友人が少ない、または対人関係に苦手意識がある学生さん
  • HSPに悩んでいる人
  • 実際にうつ病になった人の話に関心がある人

私の学生時代の就職活動

冒頭でも少しお話しましたが、私は大学4年生の夏まで、民間の就職活動を全くしていませんでした

まわりの仲間が内定を獲得していく中、私は自己分析や業界分析のやり方も全く分からず、本当の意味で途方にくれていました…。(嘘っぽいですが事実です)

元々公務員試験の勉強はしていましたが、それも大学3年生の冬頃に挫折しています。

私が大学4年の夏まで就活をしていなかった理由

なぜ私がここまで就活で遅れをとっていたのか。それには、こんな理由があります。

・自分の人生に対して当事者意識があまりなく、将来について真剣に考えたことがなかったから
(それだけ恵まれた環境で今まで過ごしていました) 
・大学時代に何もせず過ごしてしまったから(その延長でダラダラ…)
・大学時代にしていたどのアルバイトもサークルも3か月以上続けられず、自信喪失していたから
・会社員として働く自分が全く想像できなかったから
・友人が少なく、まわりの状況を把握していなかったから(私は日ごろ一人行動が多いタイプです)
・HSP気質で対人ストレスに弱かったから      

等々…理由(言い訳)は山ほど出てきます。

筆者
筆者

当時は当時の悩みごとでつらかった記憶があるので、過去の自分を責める感情は湧きません。
元々団体行動やチームワークが得意でなく、学生時代はいつも強い孤独感に悩んでいました。
ですが、ここまで育てて多くの投資してくれた親の期待を裏切ってしまった罪悪感は今でも大きいです。

就活をせずに私がしていたこと

「まわりが就活をしている中、いったい何をしていたんだ?」という疑問にお答えします。

結論から言うと、自宅に引きこもり昼夜逆転して、パソコンで好きなキャラクターの絵を描く生活をしていました。
この生活を大学4年生の春に3ヵ月半くらいしています。

(”卒業できない”だけは回避しなければ!と、講義だけは気力を振り絞って出席していました…。)

当時は親に一人暮らしをさせてもらっていたので、私がずっと家に引きこもっていても誰も気がつかない状況でした。

筆者
筆者

やるべき事から逃げている現実に目を向けると気持ちがかなり不安定になったので、とにかくSNSや2次元の世界に没頭していました。
(余談ですが、連日絵をかいていたので、この時期絵だけはかなり上達していました)

夏からやっとはじめた就活

そんな引きこもり生活を送っていた私ですが、大学4年生の夏頃に「さすがに本当の本当にヤバい…!」と焦った末、ようやく就活を始めました。

初手から会社説明会に参加して無知を晒すのが怖かったため、まずは就活エージェントに登録し話を聞いて貰いました。
エージェントの担当の方は、淡々とこちらの話を聞いて、現在の就活市場の状況を教えてくれました。

説明を聞くほど焦りが募った当時の私は、その後、会社説明会や合同説明会にとにかく参加し、情報収集をしました。

就活の進め方がよくわかっていなかったので、複数の全然違う業界の会社の説明会に参加して、それぞれの業界に合わせて履歴書を作成して…と、とにかく大変な進め方をしていました

就活の予定でスケジュールはギチギチになり、徹夜で履歴書を完成させ翌日他県の面接に参加…という日々を大学4年生の夏頃に、大体2か月くらい送っていました。

筆者
筆者

家族や友人に相談も一切できず、焦る気持ちだけで動き続けて、当時は体力的にも精神的にもかなり追い込まれていました。
就職に大きな不安があったからこそ、その不安にちゃんと向き合って早い段階で行動をしておけばよかったと反省しています。

夏頃の新卒の就活市場

大学4年生の夏頃には、もう次の年度の新卒採用募集が続々出ていました。

条件のいい職種は大体ほかの就活生で既に枠が埋まっており、残っている求人は転勤の多い職種、人員が常に不足している業界等々……という感じでした。

良さそうだなと思った企業も、大体夏が最後の説明会開催日程になっている場合が多く、充分に業界研究や面接練習をすることは出来ませんでした。

※実際の就活市場を知りたい方は、ハローワーク等公的機関への相談をおすすめします。

この時期に就活をしている学生はいるのか?

夏頃の新卒の就活市場について、1就活生からの感想を書きましたが、この時期に就活をしている学生は案外沢山います。

「こんな時期に就活をしているのは自分だけだ…」なんて過剰に落ち込まなくても大丈夫です

最終的に私は大学4年生の冬まで就活を続けていましたが、その頃まで就活を続けている人もいました。

ここまでの話を聞いて、すでに就活に遅れてしまっている学生さんは焦ってしまった方もいると思います。
ですが、人生長い目で見れば、「就活の失敗人生の失敗」では全くないです。

就活はあくまでも長い社会人生活のスタートに過ぎません。
就職後にすぐ転職をする人もいるので、あまり深刻に思いつめず、気軽に沢山行動することが大切だと、今になっては思います。

体力と気力に限界が来て人生初のうつ病に

次に、こうした経緯で就活を始めた私に起こった、体調の異変についてお話します。
(興味が無い方はこの部分はさっと飛ばして大丈夫です)

当時無理なスケジュールで就活をする中で、私はふと「死にたい」と思う瞬間が増えていました。
その事を異変に感じて調べたところ、軽いうつ状態になっていることが分かりました。

「誰にも相談できない」「早く決めないとまずい」等々、その頃の私はどうしようどうしようの迷走状態でした。

そんな中で不採用通知を連日受け取り、焦りはかなり強くなっていました。
自分の未来が全く見えず、泣くことも多くなっていました。

そして、鬱の症状が目立つようになると就活はもうグダグダになりました。

適性検査の簡単な質問内容が理解できない、公共交通機関の中で涙が止まらなくなる、判断力が鈍り交差点が渡れない、会社説明会で企業のえらい人の前で号泣する…等々の状態でした。

終わりに【次回予告】

次の記事では、私がその後どうやってうつ病から回復し、大学4年生のうちに内定獲得にいたったのかについて書いていきたいと思います。

また、HSP気質と就職活動についても今後書いていきたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
暗めの内容が続いていますが、最後までゆるくお付き合いいただけたら嬉しいです。