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職業訓練でWEBデザインを学んだ体験談。受講して良かった!と思えた理由。

HSPと働き方

こんにちは。HSP会社員の宮野ちせです。

私の過去の経験の中でやってよかったな~と思える経験のひとつに、「職業訓練学校へ通うこと」があります。

訳あって当時無職だった私は、スキルアップのため、また就職活動中の生活費をどうにかするため、また職業訓練学校へのあこがれから、職業訓練に申しこみ約3か月間学校へ通いました。

今でも、職業訓練に通って本当に良かったと思っています。得たものは多くあれど、失ったものはありません…!

そして、この記事を読んでくださっている方は、きっと職業訓練の受講をまさに今検討している方だと思います。

今回の記事では、職業訓練制度についての説明を、私自身の体験談をメインに書いています。
ぜひご参考ください。

職業訓練ってどんな制度?

既にご存じの方もいるかと思いますが、職業訓練(ハロートレーニング)とは、就職に役立つ知識やスキルを原則無料(テキスト代は自己負担)で習得することのできる公的な就労支援制度です。

受講中は、一定の要件を満たす場合に、訓練受講中の生活を支援する雇用保険の各種手当や給付金が支給されます。
※ 在職者や学卒者の方を対象としたハロートレーニングは有料です。

筆者
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私は受講期間中、毎月約14万円ほどの失業保険を受け取っていました。

そのおかげで、生活費の心配をすることなく、スキルアップや就職活動に専念できました。

職業訓練は主に、「公共職業訓練」「求職者支援訓練」の2種類あり、前者は主に雇用保険受給者が対象。後者は主に雇用保険を受給できない方が対象となっています。

介護、機械加工、事務、ビジネスマナー、パソコンスキル等、多数のコースがあるため、身につけたいスキルや取得したい資格に合わせて、コースを選択することができます。

筆者
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下のリンク「ハロートレーニング(職業訓練)について(厚生労働省)」で詳しい説明が見られます。

ハロートレーニング(職業訓練)について
ハロートレーニング(職業訓練)を活用して、就職を目指そう!|東京労働局

どんな人が職業訓練に行くの?

職業訓練校は、すべての求職者が入学の対象で、雇用保険の受給資格の有無にかかわらず受講ができます。

失業中の人だけでなく、新しい技術を身につけて転職したいと考えている在職中の人も含みます

対象者(受講者)の例

・フリーランスの人、自営業の人、主婦の人、就職が決まらないまま学校を卒業した人等で就職を希望する人

・会社を辞めて求職中の人 

筆者
筆者

私が通っていた職業訓練校では、主婦でお子さんがいる方や、離職してキャリアチェンジを考えている方など、色々な人がいました!

年齢層は20代~50代まで様々で、男女の割合は私が受けたコースは女性が8割くらいでした。

【参考】ハロートレーニング特設ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/hellotraining/recommend

職業訓練はどこで申し込める?

ハローワークで受講申し込みができます。

受講までの大まかな流れ

ハローワークで求職申込をしたのち、職業訓練を実施する施設が行う面接等の選考に合格する必要があります。

その後ハローワークで受講の斡旋を受け、正式に受講が決まります。

筆者
筆者

一定の条件を満たせば複数回受講することも可能で、同じクラスの生徒さんには、職業訓練の受講が2回目だという人も2人いました。

↑前回は建築関係のコースを受講したという生徒さんが1人と、前回はOfficeソフト中心のパソコンスキルのコースだったという生徒さんが1人でした。

私が受講したWEBデザインコースについて 

職業訓練には、WEBデザインを学べるコースがあります。

プログラム言語による簡単なシステム開発がメインのコースから、グラフィックデザイン等デザインがメインのコースまで、ひと口にWEBデザインと言っても多数のコースがありました。

そんな中で、私が受講したWEBデザインコースは、Officeソフト(Word、Excel、PowerPoint)の基本の使い方、Adobeのデザインソフト(Photoshop、illustrator)の基本の使い方、HTML・CSSによる簡単なサイトのコーディング、Java Scriptの基礎、PHPの基礎…と、盛りだくさんの内容を詰め込んだコースでした。

約4か月のコースでしたが、大まかな日程はこんな感じでした。

・1か月目 :入校式、Officeソフト基礎、WEB制作基礎

・2か月目 :HTML・CSS、試験対策の演習

・3か月目 :試験対策の演習、Java Script基礎、PHP基礎

・4か月目 :PHP基礎、試験対策の演習、修了式

筆者
筆者

正式に入校が決まった後、訓練の説明会の日に職業訓練校のルールや、学習の日程表、時間割表などが配られました。その後先生の自己紹介や、一人一人自己紹介の時間が設けられました。

学生時代を思い出すような体験に、少しわくわくしたのを覚えています。

1日の日程は、1時限目が午前9:10から始まり、6時限目が午後3:40に終了、帰宅という流れでした。

各授業の間には10分間の小休憩があり、お昼休憩は50分で、職業訓練校の外で食べてきてもいいし、教室内でお弁当でもいいというルールでした。

(居残りとタバコだけは禁止でしたが、それ以外は案外自由な雰囲気でした。)

資格の取得について

私が受講したコースは、WEBデザインの資格と、PHPの資格の2つの取得を目指すものでした。

こちらの受験は任意でしたが(費用が自己負担のため)、ほどんどの生徒さんが受験し、前者は全員合格していました。

授業の中で資格試験対策の時間が多くあったので、かなりありがたいポイントのひとつでした。

履歴書に記載できる資格を増やしたいという方は、資格試験の合格を視野に入れたコースを選ぶのもいいかと思います。

受講後、実際に就職はできた?

結論から言えば、私は職業訓練学校の卒業日を待たず、WEB系の業界で正社員として就職できました

職業訓練学校は基本的に途中で退校することはできませんが、早期に就職が決まった場合などは例外的に途中退校が許可されています。(あくまで就職目的の訓練のため…)

学校では、その学科の授業以外に毎月「就職支援日」が設けられていたので、就職活動のサポートも学校の先生やスタッフの方にしてもらえます!

私が職業訓練を受講して良かったと思うこと

私が職業訓練を受講して良かったことの1番は、職業訓練学校でいい先生やいい仲間に出会えたことです。
就職が決まり退校する日、クラスメイトからはなんとお祝いの言葉とプレゼントをいただきました…!

はじめて職業訓練の受講を検討している方は、「クラスメイトとうまくやっていけるだろうか」という不安が少なからずあると思います。

ですが、周りのクラスメイトもそれぞれの事情で離職した人ばかりなので、話も合いやすいかな~と思います。

筆者
筆者

私は無職という状況に当時強い焦りを感じていましたが、職業訓練に通って「自分だけじゃないんだ」と思えて孤独感がかなり軽減されました。

ちなみに、職業訓練を通して友達になれた子とは今でも連絡を取り合っています!
(私は極度のコミュ障ですが、頻繁に話しかけてくれる子がいました。)

また、資格を取得し自分に自信が持てたことや、手厚い公的支援のありがたみを感じられたことも、受講して良かったことのひとつです。

まとめ

今回は、職業訓練の詳細や私が受講したコースの詳細について書きました。

受講して損はない(むしろメリットしかない)国のありがたい就労支援制度だと思います。

次の記事では、職業訓練の面接で合格できるポイントを、私の経験も合わせて書いていきたいと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました!