こんにちは。ミヤノチセです。
前回の記事(https://nonbiri-blog.net/archives/105)では、私が就職活動を夏から始め、結果うつ病にかかった経緯について書きました。

この記事では、私がその後どうやって鬱を回復させ、大学4年生のうちに内定を獲得したのかについて、時系列に沿って書いていきたいと思います。
この記事がおすすめな人
- 現在就活に不安に不安を感じている学生の人
- HSP気質の人
- 実際に鬱病になった人の話に関心がある人
うつ病発覚後の休養
鬱症状が目立ち就活に支障が出るようになってしまったため、私は大学4年生の夏~秋にかけ、就活を2か月ほど休みました。大学4年生は卒業論文も完成させなくてはいけなかったため、ある意味ちょうどいい期間ではありました。
休養期間にやったこと
大学の進路相談室で就活状況を相談
大学の進路相談室は、大学生にとって最も身近で信頼できる相談先です。
私は相談室に週数回のペースで通い、自分の就活軸を定めるきっかけにしていました。
また、引きこもっていたことや、うつ病にかかったことも相談員の先生に話しました。
「お前はここまで何をやっていたんだ」「自業自得だ」等の言葉を内心覚悟していましたが、どの先生も親身に相談にのってくれました!
「こんな時期に就活をしている人はいるんだろうか」
「一人でこんな時期に就活をしていて情けなくて恥ずかしい…」
等分からないことと不安だらけでしたが、相談員の先生に「今の時期に就活をしている人はいるよ」「決まらない人は本当にずっと決まらないからね」「あなたなら少し(面接)練習すればすぐ内定とれると思う」など優しい言葉をかけていただきとても安心できた記憶があります。

誰かに自分の状況を把握してもらい正しい情報を提供してしてもらうことで、精神的に安心できるので、学校や専門機関の相談窓口は大いに活用するのが良いと思います!
また、面接練習もかなり沢山してもらいました。
大学の図書館で卒業論文の制作
大学の図書館に通い、卒論を制作していました。
静かな落ち着いた環境でじっくり一つの論文を作成することは、うつ病の療養にも効果的でした。
うつ病の療養・心療内科の通院
複数回にわたって診療内科へ通院し、薬の処方を受けていました。
(人生初めての心療内科の予約はかなり緊張しました)
またこの頃、回復のために「自分の感情や思考をノートにひたすら書き、それを読み返して自分を褒めたり励ますコメントを追記する」という独自療法をしばらく続けていました。

自分の本音と向き合ってとにかく外に出す(ノートに書く、誰かに聞いてもらうなど)のが大事…!
就職活動の再開
卒論の作成が落ち着いた秋頃、私は地元に帰り就職活動を再開させました。
元々公務員を視野に入れ勉強していたこともあり、「やっぱり地元で公共性の高い仕事がしたい」と考え、就活の軸を決定したからです。
就職活動再開後にやったこと
家族へ今までのことをすべて話す
私はこれまで家族へは就職活動が順調であるという体で接していました。
しかし帰省を機に、公務員試験に挫折したことや、うつ病にかかったこと、未だ内定がないことを話しました。
この時期のことは今でも本当に思い出したくないです…。
ハローワークへ通う
週に2回ほどのペースで地元のハローワークへ通っていました。
何人かの担当職員さんがいましたが、私が受けていた就職支援は以下です。
求人の紹介
これが一番多かったです。自分の就活軸に沿って求人を一緒に探してもらったり、エントリーを検討する企業への紹介状を発行してもらったりしました。
求人票を一緒に見ていただき、「この会社のここの条件はいいね」「この部分が気になる」等の意見をもらえたので、とても心強かったです。
応募書類の添削
自己PRやガクチカ等を添削していただきました。「この部分のアピールはいいね」等褒めてもらえる部分は、面接でも自信を持ってアピールしやすかったです。
面接練習
ハローワークの新卒採用担当の方が、1対1でかなりしっかり時間をとって面接対策してくれます。
添削の時もそうでしたが、アドバイスだけでなく、こちらが自信を持てるよう褒めたり励ましたりしてくれるので、本当にやってもらって良かったと感じています。
私のように緊張しいな方ほど、面接の練習は沢山しておくといいです!
準公務員の試験対策勉強
準公務員の採用試験は、元々公務員試験の勉強をしていた方は比較的やりやすいと思います。
公務員試験に運悪く落ちてしまった人が、秋ごろから準公務員の就活に切り替える例をよく聞きました。
当時私もこの勉強をし試験に臨みました。
内定獲得
準公務員を志望し就活を進めた末、大学4年生の冬に私はようやく内定獲得に至りました。
内定の報告をした時、ハローワーク職員の方や、周りの友人がすごく喜んでくれたことを今でも覚えています。
当時どうしようもない状況で私を支えてくれた周りの人達には今でもとても感謝しています。
まとめ
「つらいことや壁にぶつかることがあっても、結果的には何とかなります。だから大丈夫です。」
これは当時私がある人にかけてもらった言葉です。「大丈夫」と繰り返された言葉に私は救われました。
当時のうつ病の経験は、社会人3年目の今の私の大きな財産です。
私はかなり遅い時期から就活を始めましたが、HSP気質で悩みやすかったり、ストレス耐性が低い人ほど、できれば早いうちに就活をはじめ、より自分に合う環境を探すのが良いと思います。
私のようにグダグダな就活をした人間でも内定はもらえたので、今就活が遅れてしまっている人も過度に焦らなくて大丈夫です。
悩んでいるあなたは既に頑張っていて、そのつらい気持ちは決して「甘え」なんかではないと思います。
うつ病の療養期間については以下でまとめています。ぜひ読んでみてください。
それでは!